2023.11.28
アニサキスにご用心
アニサキスにご用心
皆さん、『アニサキス』をご存知ですか。
最近テレビなどでも取り上げられることが多いので、ご存知の方も多いと思います。
アニサキスは寄生虫の一種で、サバ、アジ、サンマ、カツオ、イワシ、サケ、イカ、などの魚介類に寄生しています。
アニサキス幼虫が寄生している魚介類を生で食べることで、 アニサキス幼虫が胃壁や腸壁に刺入して食中毒(アニサキス症)を引き起こします。
『胃アニサキス症』の症状は、食後数時間後から十数時間後生じるみぞおちの激しい痛み、悪心、嘔吐です。当院のような胃腸専門のクリニックには、しばしば夜間に激しい胃の痛みに襲われ、翌朝受診される方がいらっしゃいます。
『夕食に刺身やお寿司などを食べた・・』などの情報が得られれば、 『胃アニサキス症』を疑い、緊急で内視鏡検査(胃カメラ)を行います。
このアニサキス症による胃の痛みは、実は虫体が粘膜に刺さった痛みではなく、アレルギー反応が原因と考えられています。
アニサキス症にならないためには、『取り除く』『冷凍する』『加熱する』が有効です。
もしアニサキス症かな?と疑うような急な胃痛を感じたら、クリニックまでご相談ください。
*3匹のアニサキス虫体を認めます。*鉗子を用いて虫体が断裂しないように丁寧に取り除きます。
江戸川区・葛西エリアで苦痛のない正確な内視鏡検査は、『西葛西消化器内科クリニック』にご相談下さい。