西葛西消化器内科クリニック|内科・内視鏡検査・消化器内科

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胃カメラ

胃カメラ前日の食事はどうする?食べていいもの・避けるべきものを解説

胃カメラの前日、「何を食べていいの?」「何時までに食べ終わればいいの?」と迷う方は多いです。実はこの前日の食事は、検査の精度に直結するとても大事な準備です。

この記事では、食べてOKなもの・NGなものを具体的にリストアップし、なぜ食事制限が必要なのかの理由もあわせてお伝えします。

なぜ前日から食事に気をつける必要があるの?

胃カメラ検査では、内視鏡で胃の粘膜を直接見ます。胃の中に食べ物が残っていると、粘膜が隠れてしまい、小さなポリープや早期がんなどの病変を見逃す原因になります。

実際、胃カメラ検査の見逃し率(がんがあるのに検査で見つけられない割合)は10〜20%程度と報告されています。見逃しの原因はさまざまですが、「胃の中がきれいでなかった」もそのひとつです。

参考:Menon S, Trudgill N. Gut. 2014; 63(12):1878-1882. / Teh JL, et al. Clin Gastroenterol Hepatol. 2015; 13(3):480-487.

つまり、前日の食事制限は「検査をサボらないため」ではなく「せっかく受ける検査の精度を最大にするため」の、いちばん基本的で重要な準備なのです。

前日に食べてOKなもの

消化が良く、検査の翌朝までに胃から出ていきやすい食べ物を選びましょう。

カテゴリ具体例
主食白米・おかゆ・うどん・そうめん・食パン(白い食パン)
おかず豆腐・白身魚(煮魚、蒸し魚)・鶏むね肉(蒸し、煮)・半熟卵・茶碗蒸し・はんぺん
汁物味噌汁(具なし or 豆腐だけ)・コンソメスープ(具なし)
デザートゼリー(果肉なし)・プリン・カステラ
飲み物水・お茶・白湯

調理法は「煮る・蒸す・茹でる」が基本。油を多く使う炒め物や揚げ物は避けてください。味付けは薄め、量は腹八分目が目安です。

前日に避けるべきもの

消化に時間がかかるもの、胃に残りやすいものは避けてください。

カテゴリ具体例避ける理由
脂っこいもの揚げ物・天ぷら・焼肉・ラーメン脂肪の消化には4〜6時間以上かかる
食物繊維が多いもの海藻・きのこ・こんにゃく・ごぼう消化されにくく胃に長時間残る
種のある果物キウイ・いちご・トマト小さな種が胃壁に付着して観察の邪魔に
辛いもの激辛料理・カレー・唐辛子胃粘膜を刺激して充血・発赤の原因に
乳製品(大量)チーズ・生クリーム脂肪分が多く消化に時間がかかる

アルコールと喫煙はどうする?

アルコール——前日は控えて

お酒は胃粘膜を刺激して充血させます。検査時に「アルコールのせいで赤くなっているのか」「病気で赤くなっているのか」が区別しにくくなり、正確な診断の妨げになります。脱水の原因にもなるので、前日は控えてください。

さらに、体内にアルコールが残った状態で鎮静剤を使うと、鎮静効果が想定以上に強く出る可能性があります。安全面からも前日のお酒は避けましょう。

喫煙——できれば前日から禁煙を

タバコは胃酸の分泌を増やし、胃粘膜を刺激します。検査当日の喫煙は胃の動きを活発にして、観察しにくくなることもあるため、可能なら前日から控えるのがベストです。

検査当日の朝はどうする?

食事はNG

前日の夕食を20時までに済ませたら、そこから検査が終わるまで完全に絶食です。当日の朝食は食べないでください。

水分はOK(透明なものだけ)

水やお茶、スポーツドリンクは検査の1時間前まで飲めます。ただし以下はNGです。

  • ・牛乳・豆乳(胃壁に膜を作って観察の邪魔になる)
  • ・果汁入りジュース・野菜ジュース(色素が粘膜に付着する)
  • ・アルコール
  • ・コーヒーなど色の濃いもの

薬について

高血圧や心臓の薬は「検査当日の朝も少量の水で飲んでください」と指示されることが多い一方、糖尿病の薬(血糖降下薬やインスリン)は絶食中に低血糖を起こす危険があるため休薬になることがあります。血液をサラサラにする薬も事前確認が必須です。医師・看護師の指示に従ってください。

前日の食事スケジュール例

翌日午前に検査を受ける場合のモデルプランです。

時間帯内容
朝食普段どおりでOK
昼食消化の良いものを意識(うどん+卵、白米+白身魚など)
夕食(20時まで)軽めの食事(おかゆ+豆腐+味噌汁〈具なし〉など)
20時以降絶食。水・お茶はOK
当日の朝絶食。水・お茶は少量OK。指示された薬は少量の水で服用

よくある質問

Q. 前日の昼食は普通に食べていいですか?

A. はい、昼食まではほぼ通常どおりでOKです。ただし、消化しにくいもの(海藻・きのこ・揚げ物など)はできるだけ避けて、夕食に向けて徐々に消化の良いものに切り替えていくのがおすすめです。

Q. ガムや飴は検査当日にOKですか?

A. 透明な飴は少量なら問題ありません。ガムは噛む動作で唾液と空気を飲み込みやすくなるので、検査直前は避けたほうがよいでしょう。

Q. サプリメントやビタミン剤は飲んでいいですか?

A. 検査当日は基本的に控えてください。特に鉄剤は胃粘膜を黒っぽく着色させ、観察の妨げになることがあります。

Q. うっかり食べてしまったらどうすればいいですか?

A. 食べた内容と量、時間帯によっては検査が可能な場合もあります。自己判断で来院を取りやめず、まずはクリニックに電話して相談してください。

まとめ

胃カメラ前日の食事は、消化の良いものを20時までに済ませ、それ以降は絶食が基本です。アルコール・刺激物・食物繊維の多い食品を避け、水やお茶で水分補給をしながら検査に備えましょう。

この食事制限は、検査の精度を最大にするための大切な準備です。胃がんの見逃し率を少しでも下げるために、「前日の食事から検査は始まっている」と思って取り組んでみてください。

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